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四方田修平監督「トク(都倉賢)の強さというのは僕が一番よく知っている」……J2第02節・長崎戦 試合前日コメント

 

J2第2節・長崎戦を翌日に控え、四方田修平監督がリモートによる試合前会見に応じました。ほぼ全文を紹介します。

■四方田 修平監督

――練習場もだいぶ暖かくなってきましたか?
「はい。昨日から暖かくなってきました。この時期に自分たちのグラウンドで練習できること自体が僕にとっては非常に新鮮でありがたい(笑)。その辺を噛みしめて、いい準備をさせていただいてます」

――二日オフがあって、水曜日からの練習再開でした。選手たちの様子は?
「開幕戦で勝利できたこともあり、天気も非常に良くて、良い雰囲気でこの4日間準備できました。選手たちには、まず勝ったことに対して「よく頑張った」というのと、「あくまでもまだ1試合でしかないので、これから先まだ長い道のりがある。今後、一喜一憂せずに目の前の試合を全力で戦っていくことを大事にしていこう」と話をしました。

――改めて開幕戦で得た収穫と課題は?
「前の3人の連動した崩し、ワイドを生かしたクロスからフィニッシュにつながるプレーは、キャンプでやってきたことができた部分。またボランチを使いながら相手のプレッシャーをかいくぐる組み立てや、守備でも前からプレッシャーをかけて奪うところは成果として挙げられる。ただ90分全部そうできたわけではないので、その中でも時間によっては潰される時間もあった。守備でも、ゴール前の守備が甘くなって失点にもつながった。その辺はしっかり受け止めて改善していかなければならないと感じています」

――今週のトレーニングで重点を置いた部分は?
「対長崎で考えなければいけない部分は当然あったが、シーズンを通して自分たちのコンセプトに沿ってチーム力を上げていくところも一番大事な部分。対長崎で必要なところは最低限は準備したが、長崎とやるからといってすべての練習を変えるわけではなくて、あくまで自分たちのコンセプトととする部分を高めていくことに主眼を置いた。チームとして相手のプレッシャーをかいくぐってボールを前進してフィニッシュにつなげていく部分と、まだまだ対敵の守備のところは足りないと思っている。フォーメーションに関係なく、個人やグループで強度を上げて負けないようにしていくことは継続して高めていきたい」

――長崎の印象は?
「非常に組織的な守備。前線にパワーのある、非常に特徴のある選手たちがそろっている。去年の途中から松田(浩)さんが監督になられて、非常にチームとして仕上がっている。後ろからつないでくることに関してもトライをして、技術的に高い選手がそろっていますし、攻守ともに総合力の高いチームだと思います」

――松田監督の[4-4-2]の強固な守備を攻略するポイントは?
「そこを逃げているとなかなか相手のブロックは崩れない。そのブロックの中でどれくらいボールを出し入れできるかが非常に大事だと思います」

――長崎の都倉賢と櫛引一紀は監督が2016年に札幌でJ2優勝したときのメンバーでしたが?
「クシ(櫛引)とは2年一緒にやって、僕が監督に就任した最初の試合で、彼が抜かれて点を取られたのはよく憶えています(笑)。でも非常に真面目な選手で、最後に昇格を決める試合で彼がスタメンで出て無失点に貢献してくれた。トク(都倉)に関しては、監督としてコーチとして3年半一緒にやってきて、札幌のエースストライカーとして常にチームを引っ張ってきた。彼のゴールでたくさんチームを勝利に導いてくれた。彼の非常に明るい、元気な性格がプラスになるときもあれば、時折マイナスになることもあって(笑)。まあいろんなことがありました」

――都倉へどんどんロングボールを入れる攻撃は開幕戦でも東京Vを苦しめていたが、対策は?
「まあ分かっていても抑えられない部分があると思うので、できるだけ自分たちがボールを持つ時間を増やすことでそういう機会を減らすことができればと考えています。彼の強さというのは僕が一番よく知っているので」

――フェリペ・ヴィゼウについて、選手としての評価は?
「アタッカーとして非常に技術もありますし、パワーもありますし、非常に能力の高い選手です。日本人の規格を超えていると感じますね」

――総合力の高い選手、というイメージでしょうか?
「うーん……、サイズとパワーと技術というのは非常に高いと思いますし、トップでもシャドーでも両方やれると思います。また学ぶ姿勢も非常にあります」

――改めて彼の開幕戦のプレーの評価は?
「ゴールを取る以外はすべて良かったと思います。あとは点を取るだけじゃないですか。もう少し、一つ一つの精度が上がってくれば良いと思います」

 

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