2022年02月18日 18時00分　
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タグ : 大宮アルディージャ • 長谷川竜也

大宮とのJ2開幕戦を翌日に控え、長谷川竜也キャプテンがリモートによる試合前会見に応じました。話題がとっ散らからないよう順番は入れ替えてありますが、ほぼ全文を紹介します。

※質問者の所属
（A）……ハマプレ
（B）……スポーツ報知
（C）……DAZN

■長谷川 竜也
――いよいよ明日開幕を迎えます。今の心境は？（A）
「いよいよ開幕だなという気持ちと、身が引き締まる思いです。キャプテンは初めてですし、キャプテンとして迎える開幕なんてなかなか経験できるものではないので。緊張もありますけど、ここから1年が始まってどんなチームになっていくのか、期待とワクワクが今あります」

――横浜FCへはご自身にとって初めての移籍だったと思いますが、どんな思いで移籍を決断しましたか？（C）
「いろいろと経験してきた中で、環境を変えてチャレンジしたいという思いが強くなりました。横浜FCに声をかけていただいて、このチームが目指す今後の姿、ビジョンにすごく共感して、『何とかその力になりたい』と思って移籍を決めました。移籍してきて実際にすごく新鮮ですし、サッカーも面白いですし、充実感があります」

――新加入でありながらキャプテンに指名されたとき、どう思いましたか？（B）
「シンプルに、うれしかったです。自分もこのチームを1年でJ1に上げるという覚悟を持ってきたので、そういった役職を与えられて素直にうれしかった」

――指名された監督は、順天堂大の先輩ですね。（B）
「大学の先輩とかは関係なしに、監督から指名されたのは喜ばしいこと。ヨモさん(四方田監督)の人柄もすごくいいので、そういった人に指名されたのはありがたいし、うれしかったです」

――静岡学園高の先輩である三浦知良選手も横浜FCでキャプテンを務められたことがありますが？（B）
「そうですね、キャリア初のキャプテンなので、まだ実感はあまりわいてないですが、どのクラブもそうですが歴代のキャプテンがいて、そういった人が紡いできた歴史の一部になれるというのはすごくうれしいです」

――フロンターレというチャンピオンチームから来て、横浜FCに刺激を与えて活性化したいという思いは？（B）
「強いチームの姿勢、出てる人・出てない人関係なしにチームの雰囲気を作っていくところは6年間で少なからず学べたことがあった。まずは口で言うよりも行動で示せるようにと意識してやりたい」

――キャプテンから見て、今年の横浜FCはどんな集団、どんなチームですか？（C）
「選手のレベルも高いですし、意識の高い選手も多い。ただ、若い選手とベテラン選手がいて、その間の中堅の選手がそこまで多くないです。若いエネルギーをより出してあげられるように、上の人たちがうまくバランスを取りながら、なおかつ背中で見せながらやっていけば、勢いがあってエネルギッシュで安定感のあるチームが作れるんじゃないかなと思います」

――四方田監督は「見ている人がワクワクするようなサッカー」とおっしゃっていましたが、今年の横浜FCのサッカーは？（C）
「相手が分かっていても止められない、というのが一番の肝にあると思います。一見止められそうでも、後ろからしっかりつないでいって、前に人数をかけて攻撃的に、読まれていても突破できるようなサッカーが、ワクワクするようなサッカーになると思います。それを意識して普段からみんな取り組んでいるので、ポジショニングとかもそうですけど、そういったものを絶対にたくさん出せると思います」

――キャプテンから見て、チームの仕上がり、ここまでの準備の手応えは？（A）
「キャンプで取り組もうとしてきた自分たちのサッカーを、練習試合を通して良かった部分と課題が出て、それを練習でまた開幕までに修正してこれた。チームの雰囲気もいいですし、仕上がりは良いと思います」

――開幕戦という試合の重要性については？（A）
「1年を通して、最初のスタートダッシュをかませるか、かませないかというのが非常に大事になる。内容よりも結果にこだわってやっていきたい」

――大宮の印象は？（A）
「去年から霜田(正浩)さんが監督になって、ボールを大事にすることを目指しているチーム。いいチームだし、上手なチームだろうなと思ってます。それぞれのポジションに特徴を持った選手がいて、J1昇格に向けてライバルになるチームだと思う」

――長谷川選手はJ2で戦うのは初めてで、これから初めて出会うチームも多いですね？（A）
「そうですね。公式戦はなかなかやる機会はあまりなかったので、そこも楽しみな気持ちが大きいです」

――相手には大勢、新型コロナウィルス陽性判定者が出ていますが？（A）
「正直、そこはあまり気にしていません。相手もどんな状況であれ、開幕ということでモチベーションも高いでしょうし、試合になったらみんなやると思うので。だから目の前の1試合に勝つということに集中して、そういった情報は気にしないようにしています」

――大宮に気になる選手は？（A）
「大学の先輩で、自主トレとかも一緒にやってた栗本(広輝)さんが最近、大宮に入ったので。公私ともに仲がいいですし、開幕戦でもしマッチアップする機会があれば楽しみです」

――明日、ロッカールームや円陣で何を話すか、決めていますか？（A）
「いや、決めてないです。今日の夜にいろいろ考えると思いますけど、そんな大したことは言えないので(笑)」

開幕にというより、キャプテンとしてリモート取材に応えること自体に緊張している感はありましたが、スポーツ紙特有の質問に対しても上手く誠実に答えていたと思います。言葉巧みで饒舌ではなくとも、しっかり考えて自分の言葉で伝えられるのは素晴らしいです。その辺もこういう機会を重ねてもっとこなれていくかと思いますが、まずは明日の試合前、みんなの心に火を付けるような言葉に期待します。