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【Gマガ】ザスパ 新グラウンド2024完成予定。完成予想パース掲載。新施設誕生の裏側で懸念される課題とは?

Gマガ】ザスパ 新グラウンド2024完成予定。完成予想パース掲載。新施設誕生の裏側で懸念される課題とは?

 

 

 

(ザスパ新グラウンド完成予想図)

 

 

 

 

新グラウンドは、本当にザスパ専用になるのか?

 

 

 

ザスパクサツ群馬の専用練習場「前橋市サッカー場(仮称)」の整備を進めるカインズとザスパは1116日に「メディアブリーフィング」を実施し、施設概要やスケジュールなどを発表した。

 

 

新グラウンドの場所は、前橋市郊外の富田町の住宅地ローズタウン内。上武国道から西へ入った前橋市の土地。ザスパの主要株主の一社であるカインズが「企業版ふるさと納税」を活用して総工費18億円をかけて建設。完成後に前橋市へ寄付する。

 

 

新グラウンドには、サッカー天然芝グラウンド2面、人工芝グラウンド1面。フットサルコート3面。そのほか多目的スペースが整備される。そして専用クラブハウスが建設される。グラウンドにはナイター設備があり、フットサルコート3面は一般貸出する。

 

 

天然芝コートは南北、東西向きの2面。ザスパ赤堀洋取締役(カインズ)は「天然芝グラウンドは、ザスパトップチームが優先的に使わせてもらうことで市と話をしている」と説明する。

 

 

専用クラブハウスは2階建て。1階には選手ロッカー、トレーニングルーム、浴室、スタッフルーム、アカデミー事務所などが設置される。1階グラウンド側にはテナント2区画が準備され、カフェとオフィシャルショップが入る予定。

 

 

2階にはアスリートレストランやコミュニティースペース、会社事務所、応接室が設けられる。レストランは選手ゾーンとサポーターゾーンを分けて使用される。アスリートレストランは、最先端のヘルシーメニューを提供し、選手の食事をまかない、一般にも営業するという。カインズが寄付するが、ふるさと納税制度では、寄附を行うことの代償として経済的な利益を受け取ることは禁止されている。

 

 

バルコニーからは練習場が一望できる設計になっている。コミュニティースペースは今後、サポーターズカンファレンスなどのファンイベントを開催するという。

 

 

クラブハウスに会社事務所スペースが準備されることから、現在の前橋中心商店街の本社は新施設へ移転することになる。赤堀取締役は「いまは本社と練習場が分かれていることから、スタッフと選手が別々に活動している。会社の一体化は念願だったので実現したいと考えている」と話す。

 

新グラウンドはザスパが指定管理として運営するが、委託料はない。

 

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