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【結果】J2第27節ザスパクサツ対大分  止まらぬ黒星の連鎖、ついに6連敗。最近11試合1分10敗

【結果】J2第27節ザスパクサツ対大分

止まらぬ黒星の連鎖、ついに6連敗。最近11試合1分10敗

 

 

 

【結果】

 

ザスパ 1―2 大分

 

前半 (0―1)

後半 (1―1)

 

【得点者】

 

42分:オウンゴール(大分)

48分:藤本一輝(大分)

82分:深堀隼平(ザスパクサツ)

 

 

【交代】

 

HT:天笠泰輝→小島雅也

53分:加藤潤也→山根永遠

53分:城和隼颯→深堀隼平

70分:北川柊斗→岩上祐三

75分:川上優樹→奥村晃司

 

【試合内容】

 

 

ザスパクサツが6連敗を喫した。

 

ザスパクサツは、主将・細貝萌が3節以来に先発復帰しボランチの位置に入った。前線は北川柊斗と加藤潤也の2トップ。右MFに高木彰人、左MFには天笠泰輝が起用された。

 

ザスパクサツは立ち上がりから、大分の上手さ、速さに圧倒されて一方的に押し込まれた。左サイドを再三にわたって崩されると、5バックに変更して、お決まりの【5-4-1】の守備ブロックを組んでいく。

 

前半25分すぎまでのポゼッション率は、ザスパクサツの26%に対して大分は74%。それでも耐えていたが、前半42分、相手クロスをゴール前でクリアしようとした川上優樹がオウンゴール。0対1で折り返す。

 

ザスパクサツは後半に巻き返しに出たが、立ち上がりの後半3分、右サイドを突破されてシュートを打たれると、その二次攻撃から大分・藤本一輝にコントロールショットを決められた。ザスパクサツは後半最初から守備配置を変えていたが、指揮官の戦術ミスが追加点につながった。

 

2点ビハインドのザスパクサツはゲーム終盤、交代出場の深堀隼平が意地のゴールで1点を返したが、1対2で敗れた。チームは底なし沼の6連敗で、最近11試合で1分10敗。

 

2019年末、選手、サポーター、地域が一体となってJ3からJ2に復帰したチームが、再びJ3降格危機を迎えている。チームを束ねる者が、この危機と責任を自覚しなければいけない。

 

 

 

大槻毅監督

 

「アウェイに来て、勝点を取って帰りたいとみんなが思っていたが、結果としては残念だった。最後まで走るとか、あきらめないところはいつもみせてくれるので、失点が残念という思いが強い」

 

 

Q 後半に選手交代を行ない、配置も変えた。

 

「前半に奪ったところから何回は出ていけたが、大分のボール保持に対して、守備で届かないところがあった。そこを届くようにしたかったという点と、狙いを明確したが、2失点目が早かった。そこが表現しきれたかは分からない」

 

Q 後半に1点を返した。

 

「0対2になってから、あれが出るというのは、暑い中で相手もボールを握ってとか、気落ちが引いてとかが出てくるので、あれを0対0から、1点差で表現できれば良かった。2点差になっても最後まで出ていくのは共有している。そこをまた続けてやっていく」

 

Q ゲームの総括を?

 

「アウェイで5連戦で、大分から勝点を奪って帰りたいと思ったが、結果としては残念。失点のシーンは、前半の最後で、時間帯もよくなかったし、どちらも何もないところから生まれた失点。自分たちができることがある中で、やらなければいけなかった。そのあと、選手は交代を含めて、前へ出るぞという姿勢をみせてくれたのはありがたいと思っているが、0対2になってからでは遅いので、もう少し早くから攻撃をさせてあげられるようにしたい」

 

 

Q 良いクロスを上げた天笠泰輝を替えた理由は?

 

「同サイドにボールがあったときはいいが逆サイドにボールが入ったときにゴール前でどなったかと考えると、同サイドではよかったが、逆サイドの対応の部分で選択した」

 

 

Q 高木彰人がチャンスを作ったがゴール前が課題だ。

 

「高木彰人のところだけではなく、ゴール前でどんな選択をするかは課題だ。トレーニングから積み上げているが、なかなかつながらない。トライを重ねていくしかない。深堀隼平が落ち着いて決めたが、回数を増やすことでチャンスが生まれる。そこは継続してやっていきたい」

 

 

(2022.07.16)

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