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無料記事【結果】チャレンジャーズ 関東サッカーリーグ2部前期第2節(4月11日開催) チャレ開幕2連敗。完敗の中から読み取る浮上のポイントとは?

【結果】関東サッカーリーグ2部前期第2節(4月11日開催)

 ザスパ草津チャレンジャーズ対アイデンティみらい

 

 

3失点完敗で開幕2連敗

完敗の中から読み取る浮上のポイントとは?

 

 

 

 

【結果】

 

チャレ0―3 アイデンティ

前半(0―0)

後半(0―3)

 

【得点】

 

48分:小黒翔太(アイデンティ)

52分:川村誠也(アイデンティ)

77分:川村誠也(アイデンティ)

 

 

【スタメン】

 

GK24 小林昇矢

DF6 関口蓮

DF22 大澤靖信

DF2 佐藤大地

DF8 吉原隼加

MF25 高松琢人

MF7 高橋優人

MF20 藤井惇

FW11 内海大河

FW29 大澤安寿都

FW10 操将真

 

 

【控え】

GK1 菅野佳陽

GK21 宮崎成矢

DF3 藤林裕也

DF13 砂田雄大

DF16 末田翔

MF14 吹田諒

FW9 清水大士

 

 

 

【交代】

58分:大澤安寿都→清水大士

58分:内海大河→吹田諒

 

 

【戦評】

無情の開幕2連敗・・・

 

開幕戦でラストワンプレーで失点を許し黒星スタートとなったチャレ。そんな悔しい開幕戦を経て、今季初勝利へ準備してきた第2節だったが、その思いとは裏腹に手も足も出ないほどの完敗を喫してしまった。

 

今季は選手数も過去最多となり、即戦力として期待される大卒選手も加入し期待値は高かった。しかし、桐生第一出身コンビの田沼和樹、山口峻平が揃ってチーム始動直後に負傷し戦列離脱。その後の練習やトレーニングマッチでも怪我人が続出し、開幕直前には吹田諒まで欠くことになった。厳しい状況で開幕戦を迎えていたが、第2節アイデンティみらい戦でもその状況は変わらないままだった。

 

この日も【4-3-3】で挑んだチャレだが、開幕戦以上に押し込まれる展開を強いられてしまう。序盤からサイドを広く使う相手の展開に翻弄され、全体のラインがまったく上げられない。前半7分にCKから最初の決定機を作られると、前半25分の飲水タイムまでに8本のシュートを浴びた。しかしGKの小林昇矢が、この試合でもファインセーブを連発し、ギリギリのところでチームを救う。

 

その後は一時的に流れを押し戻したかに見えたが、チームとしての連係や勢いではなく、個の能力による単発な攻撃に留まった。各選手の距離感が悪く、セカンドボールをも相手に支配され続け、主導権を奪えないまま前半戦を折り返すことに。

 

後半に3失点で力尽きる

 

ほぼ良いところを出せなかったチャレだが、その流れは後半も変わらず、後半3分に失点を許してしまうと、後半7分にもFKを直接決められてしまう。流れを取り戻せない中で、2点のビハインドを背負ったチャレは、コンディション的にはまだ十分ではない吹田諒、清水大士の2人を投入し、システムも【4-4-2】に変更し巻き返しを狙っていく。一度狂ってしまったチームの歯車はそう簡単に元には戻らなかった。さらに後半22分、守備陣のミスから致命的な3点目を奪われ万事休す。

 

0対3。為す術なく敗れてしまったチャレ。しかし試合後の木村直樹監督は、ふがいない内容に対して怒りを見せるのではなく、【4-3-3】のシステム採用を含めて自身に矢印を向けた。指揮官からすれば、選手それぞれの「自信と経験値を高めるため」の新システムであったが、結果的には準備不足の見切り発車であったことも否めない。

 

いまチャレがやるべきことは、チームが目指すべき方向性の再確認と、選手同士が理解し合うことなのかもしれない。「戦術理解」と「選手間の相互理解」が浅いままであれば、どうしても動きの中での「迷い」を消し去ることは出来ない。この短いスパンの中でチームをどう立て直すか。サポーターは初勝利を待っている。

 

 

次戦情報

418日(日)

群馬県サッカー協会長杯・準決勝

ザスパ草津チャレンジャーズvs 上武大学

※無観客開催のため、会場、キックオフ時間は非公開となります

 

 

(2021.04.16)

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