群馬サッカーNEWS Gマガ

無料記事【結果】関東2部前期第1節(4月4日開催) ザスパ草津チャレンジャーズ対VONDS市原ヴェル

 

【結果】関東サッカーリーグ2部前期第1節(4月4日開催)

ザスパ草津チャレンジャーズ対VONDS市原ヴェル

 

 

 

 

 

噛み合わなかった新チームの開幕戦

終了間際の失点で手痛い黒星スタートに

 

【結果】

 

チャレ 0ー1 ヴェル

 

前半(0ー0)

後半(0ー1)

 

【得点】

90分+3分:井之元 和之(市原)

 

【スタメン】

 

GK24 小林昇矢

DF6 関口蓮

DF22 大澤靖信

DF2 佐藤大地

DF8 吉原隼加

MF25 高松琢人

MF7 高橋優人

MF20 藤井惇

FW11 内海大河

FW29 大澤安寿都

FW10 操将真

 

【控え】

 

GK1 菅野佳陽

GK32 後藤聡志

DF3 藤林裕也

DF13 砂田雄大

DF16 末田翔

FW9 清水大士

 

【交代】

 

57分:大澤安寿都→清水大士

 

【戦評】

昨年のレギュラー陣がほぼ残留した中で、経験値の高い新メンバーも加入し、さらなる飛躍を期待されたチャレンジャーズだったが、開幕戦では準備してきた形が噛み合わず、終了間際にセットプレーから失点を喫し、手痛い黒星スタートとなってしまった。

 

2019年9月22日以来、約1年半ぶりとなる本白根第三グラウンドでの「有観客開催」となった。気合も入っていたチャレだったが、試合はヴェルに押し込まれる展開から始まっていく。昨年の【4-4-2】システムから【4-3-3】に変えたチームには、「よりアグレッシブに前から行って欲しい」という意味が込められていたものの、この日は全体のラインを上げきれず受け身のような形で試合に入ってしまう。

 

中盤の底はアンカー高松琢人一人となったが、アンカー脇のスペースを狙われ続け、序盤は苦しい展開が続く。そんな中で存在感を発揮したのが、上武大学トップチームで活躍したルーキーGK小林昇矢だった。安定感のあるキャッチングだけではなく、1対1の場面での読みも抜群で、ヴェルの決定機をことごとく摘み取っていく。そして24分の飲水タイムを境に、徐々にサイドバックが前に出てくる場面も増え、試合の流れを徐々に押し戻していった。

 

後半に突入すると、前半はほぼボールが回ってこなかったワントップの操将真にも入るようになり、後半8分にはフリーで受けたボールをそのままシュート。だがポストに嫌われゴールを奪えない。その後も清水大士を投入し、システムを【4-4-2】に変え打開を図るチャレだが、肝心な時にパスミスが出て、流れを完全に引き寄せるまでには至らない。そして試合はスコアレスのままアディショナルタイムに突入。残された時間はあとわずかという時間帯でCKのピンチを迎えると、相手FWに見事に決められて万事休す。

 

無情にもラストワンプレーで勝点をとりこぼしてしまったチャレ。キャプテンの高松は「下を向いている時間はありません。今日の試合の反省点を確認し、来週のホームゲームで勝点3を届けられるようにしっかり準備してきます」と、雨の中駆けつけてくれたサポーターに声を届けた。

 

試合後、木村直樹監督は試合をこのように振り返った。

 

「パスミスもあったが、それ以上に普段やっている連携プレーがほとんど出来ませんでした。はり公式戦は難しいです。システムに関しては世界のトレンドともいえる【4-3-3】にチャレンジすることで、判断力を上げたいとも考えています。技術だけではなく、判断力もトップ昇格の重要ポイントなので、この形を突き詰めていく中で、選手も成長してくれたらと思っています。この形をものにできるかも見ていただければと思います」

 

 

 

次戦情報

関東サッカーリーグ2部前期第2節

ザスパ草津チャレンジャーズ vs アイデンティみらい

4月11日(日) 午後1時キックオフ

会場:本白根第三グラウンド

※有観客開催ですが変更となる場合もありますので、クラブ公式情報も合わせてご確認ください

 

 

 

 

(2021.04.10)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ