無料記事【コメント】天皇杯2回戦 ザスパ対大宮 延長激闘の末、力尽きる 布啓一郎監督コメント
無料記事【コメント】天皇杯2回戦 ザスパ対大宮 延長激闘の末、力尽きる
布啓一郎監督コメント
【結果】
ザスパ 1−2 大宮
前半(0−1)
後半(1−0)
延長前半(0−0)
延長後半(0−1)
【得点】
10分:大前元紀(大宮)
71分:福田俊介(ザスパ)
118分:高山和真(大宮)
【戦評】
ザスパが延長戦の末に敗れた。ザスパはリーグ戦から全メンバーを入れ替える「ターンオーバー制」で大宮へ挑む。リーグ戦同様に[4-4-2]のシステムを組んだザスパは、リズム良くゲームに入ったが、前半10分、相手のミドルパスから抜け出したFW大前元紀にゴールを許す。0−1となったザスパだが、果敢な攻撃をみせると岩田拓也が決定機を迎えるなど大宮を押し込む。しかしゴールが奪えない。後半、ザスパは攻撃のギアをさらに上げて大宮のゴールへ迫る。そして後半26分、左CKから福田俊介がヘッドでねじ込んで同点に追いつく。勢いに乗ったザスパは勝ち越しを狙って攻め続け、後半終了間際にはカウンターから超決定機を迎えたが判断ミスで決めきれず、ゲームは延長戦へ。互いに体力の限界を迎えた総力戦となったが、延長後半13分にセットプレーの二次攻撃から失点し力尽きた。
布啓一郎監督
「延長まで行きましたが、最後に差されてしまったのは、まだ、うちに足りないことがあるというのを教えてもらったゲームだと感じています。
前半ボールを動かして、大宮さんの足を削る作業は多少はやれたかなと思いますが、こちらの技術の精度の足りなさから、最後はうちが疲弊してしまいました。そういうところからも技術や判断力をさらに高めるしかないと思っています」
―――勝てるチャンスがあった。
「技術力、判断力のところに尽きると思います。疲弊した中で、どれだけ技術を出せるか、正確な判断ができるか、そこのところをもうワンランク上げないと、いけないと思います。ゴールを奪わなければ勝てないのがフットボールなので、そこはまた追求していかなければいけないと思います」
―――窪田良の交代は、ケガ明けのため難しい判断だったと思われる。
「窪田良の交代に限らず、うちはケガ明けの選手が多く、90分やっていない選手が何人かスタートから出ていたので、ケガの再発は避けなければいけないので、交代は厳しい判断でありました」
―――リーグ戦につながる点は?
「ロッカームールでもこの結果に満足している選手はいませんし、自分たちの課題を分析して、リーグ戦へ向けてやってくれると思います。チームのベクトルは前を向いていると感じています。今日の課題を修正していければリーグ戦の結果につながっていくと思います」
(2019.07.03)