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無料記事【Gマガ】高校サッカー群馬新人戦決勝 前橋育英、2−1で桐生第一に勝利!

無料記事【Gマガ】高校サッカー群馬県新人戦決勝

前橋育英、2−1で桐生第一に勝利!

 

育英  

1年生MF熊倉弘達が1ゴール1アシストの活躍。FW松原が先制弾

桐一  

エース若月がラスト10分で登場、一気に流れを変えるも一歩およばす

 

 

 

 

 

【結果】

前橋育英 2−1 桐生第一

前半(1−0)

後半(1−1)

 

 

【得点】(アシスト)

23分:前橋育英・松原知希(熊倉弘達)

62分:前橋育英・熊倉弘達(熊倉弘貴)

78分:桐生第一・眞玉橋綺人(なし)

 

 

 

 

 

 

育英VS桐一 2019シーズン第一ラウンド

 

群馬の覇権を争う前橋育英と桐生第一の2019シーズン第一ラウンド。順調に駒を進めたライバル同士が、新人戦決勝の舞台で激突した。

 

【前橋育英】

 

==松原====久林==

=山岸======熊倉弘達

==熊倉弘貴===渡邊==

倉俣=相原===大野=水上

=====牧野======

 

 

【桐生第一】

 

==富樫====山本==

=遠藤======落合=

==飯島====田中==

眞玉橋=青木==丸山=竹下

=====近藤=====

 

 

前橋育英は、1年生の大型ボランチ櫻井がケガの影響でベンチスタート、桐生第一は、Jクラブ注目のエース若月、司令塔須藤がコンディションの問題でスタメンから外れていた。

 

ゲームは序盤から前橋育英優勢で進んでいく。強度の高いプレッシングで相手の自由を奪うと、ボランチ渡邊が中盤に起点を作ってゲームをコントロール。左右からサイド攻撃を仕掛けていく。左SB倉俣のスピード、双子の1年生コンビ熊倉弘達・熊倉弘貴のテクニック、相原の執念のディフェンスも光った。

 

(スピードに乗ったドリブルをみせた左SB倉俣)

(キャプテンマークを巻いたMF渡邊)

 

 (先制ゴールを決めた松原)

 

前半15分すぎから攻撃ラッシュ

 

時間の経過とともにギアを上げていった前橋育英は前半15分すぎからラッシュをみせていく。そして前半23分、CKの二次攻撃から1年生MF熊倉弘達が左サイドを突破しゴール前へ低いパスを送る。それを受けたFW松原が1トラップからのシュートで先制点を決める。

 

松原は「3回戦の館林戦で結果を出せずチームに迷惑をかけた。決勝でもう一度チャンスをもらったので絶対にゴールを決めたかった」と話した。

 

前半は、前橋育英がポゼッションを支配、攻守のバランスの取れた戦いをみせて1−0で折り返した。

 

後半もゲーム自体は前橋育英の流れだったが、1点を追う桐生第一が果敢に前へ出てきたことで、次第にゲームは活性。中盤での主導権争いが続いていく。

 

互いの意地がぶつかり合う展開の中、「次の1点」を奪ったのは前橋育英だった。

 

(追加点を決めた熊谷弘達)

 

後半22分、双子の兄・熊倉弘貴がスピードに乗ったドリブルで左サイドをえぐると、クロスをファーサイドで受けた熊倉弘達が右足を振り抜き、GKの足元を抜く追加点。育英が2−0とリードして、ゲームは終盤へ向かう。

 

「(双子の兄の)弘貴からのボールだったが、年少のころからずっと一緒にプレーしているので声を出さなくてもどこに来るかがわかる。良い時間帯に2点目を決めることができてよかった」(熊倉弘達)。

 

(桐生一のエース若月)

 

エース若月 10分間で存在感

 

反撃を狙う桐生第一は、後半32分に、Jクラブテスト参加帰りのエース若月を投入、カウンターから逆転の糸口を探る。後半38分に、ゴール中央でボールを受けた若月が、一瞬の加速でDFをかわしてシュート、そのこぼれ球を眞玉橋が押し込んで1点を返す。

 

1点で息を吹き返した桐生第一は一気に同点を狙うが、時間が足りずにタイムアップ。前橋育英が、熊倉弘達の1ゴール1アシストの活躍によって2−1で逃げ切り、今季最初のタイトルを手にした。

 

 

決勝戦でキャプテンマークを巻いた渡邊は「選手権では尚志(福島)に負けて悔しい思いをした。あのピッチにいたのは自分だけなので、あの悔しさをチームに伝えていく。桐生第一は年間を通じて戦っていく相手なので新人戦で勝ってタイトルを取れたことはうれしい。今年のチームは試合前のロッカールームで、みんなで【We are the champions】を歌うなど一体感があるので、チームをしっかりとまとめて全国制覇を狙っていく」と自信をみせた。

 

 

ゲームを指揮した前橋育英・櫻井勉コーチは「この新人戦はメンバーを固定せずに最後まで競争を促したが、選手たちは集中して戦ってくれた。今年のチームは1年生(新2年生)も多く試合に出ているので、チームのポテンシャルは高い。競争がチームを強くしていく」と語った。

 

(2019.02.10)

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