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【草魂の記憶】ザスパMF高橋駿太 ラストチャンス

 

 MF高橋駿太 〜ラストチャンス〜

 

 

 

 

「ちょうど1年前、どこからも声が掛からないと思って引退を覚悟しました。実家がペンキ屋なのでサッカーをあきらめて、その仕事をやろうと思っていました」。

 

駿太は、1年前をそう振り返った。

 

 

まさに崖っぷちからの復活だった。今季、長野からザスパへ加入した駿太は、42試合にフル出場し11ゴールを決める活躍をみせた。この1年間、だれよりもストイックにサッカーと向き合った駿太は、8年ぶりのJ2の舞台で自らの力を示した。それは、これまでの道のりが間違っていなかったことの証明だった。

 

 

(残り 2010文字/全文: 2293文字)

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